わきが・多汗症Q&A






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Q4:わきがの治療法は?



1. デオドラント・メンテナンス

理学療法:ビューティーサロンやエステティックサロンなどで行われる電気分解法・電気凝固法・イオンフォレーゼ法などがあります。

薬物療法:制汗剤や殺菌剤が含まれた市販のデオドラント製品による療法です。いずれも汗や臭いを一時的に抑える効果があります。

食事療法:高カロリー・高脂肪の食事、香辛料をふんだんに使用した食事や塩分、糖分、水分を制限し、皮下脂肪を増やさないことで間接的に皮脂腺の発達を抑えたり発汗量を抑える方法です。

民間療法:古来より伝承される方法に、漢方薬や薬膳(「防已黄嗜湯」、「紫雲膏」など)、ハーブによるアロマテラピー、すりつぶしたクルミの薄皮からでる油をワキに擦り込む方法やナンテンの葉を特殊な方法で粉末にしてワキに擦り込む方法などがあります。

生活習慣改善療法:睡眠を十分とり、タバコやアルコールを控えてストレスや発汗量を抑える方法です。また入浴と頻回の着替えによって清潔を保つことも重要です。

2. 手術療法

切除法:最も古くから行われている方法で、ワキの下の有毛部の汗腺や皮脂腺、毛根を皮膚ごと切り取る方法です。傷が目立ち、ひきつれを起こしたり取り残すことも多く、現在はほとんど行われてないようです。

剪除法:ワキのシワに沿って4〜5cmの切り込みを数本入れ、切り口と切り口の間の皮膚をめくって、裏のアポクリン汗腺を取り除き皮膚を元に戻す方法です。この方法だとエクリン汗腺の除去が難しく、多汗についてはあまり改善されません。また費用も高く数本の傷もはっきりと残るためやはり多くの美容外科では行われてないようです。

皮下組織掻爬法:ワキの真中のシワに沿って数cmの切開口を設け、キューレットというスプーン状の器具を挿入して皮膚の裏側を削り、アポクリン汗腺を掻き出す方法です。術後皮膚が生着しにくく回復までに時間がかかるのが難点で、再発率も比較的高い(治癒確率60%程度)という欠点があるようです。

皮下組織削除法:ワキの真中のシワに沿って1cm程の切開口を設け、一方の先端に鋭い刃、他方にローラーがついたハサミ状の器具を挿入して、アポクリン汗腺やエクリン汗腺、皮脂腺まで除去する方法です。この方法だと皮膚がかなり薄くなってしまい、術後の傷が比較的目立って残るような合併症が起こりやすいという欠点があるようです。

皮下組織吸引法:ワキの下の皮膚に数mmの穴を開け、カニューレという細い管を差し込んでアポクリン汗腺やエクリン汗腺、皮脂腺まで吸い出す方法です。傷跡がほとんど残らず、皮膚の生着も早いので入院が不要で、術後の日常生活への影響もほとんどない特徴がありますが、汗腺の一部が残ってしまうことがあり、吸引法だけでは効果が不十分だと考えます。

超音波治療法:ワキの下の皮膚に数mmの穴を開け、超音波手術装置に接続されているハンドピースの先端を挿入して、血管や神経を傷つけないようにアポクリン汗腺、エクリン汗腺、皮脂腺などを破砕しながら吸引する方法です。この方法では術後の血腫形成や皮膚壊死などの心配が無く、皮膚の生着も早いので入院不要ですが、やけどや組織内水腫の合併症の報告があり、また汗腺の一部が残ってしまうこともあって、やはり効果が不十分だと考えます。

アサミ式根治手術:従来の手術法では、傷跡、ひきつれやつっぱり、後遺症、合併症、入院や通院、手術時間、費用などの問題点が多く、理想的な4条件を全て満たしたものはありませんでした。そこで全ての問題点を改善するために、アサミ美容外科が独自に研究開発した方法「アサミ式根治手術」をご紹介します。

小さな1〜2cm程の切開口より肉眼で確認してアポクリン汗腺をほぼすべて取り除きます。

安全性(合併症や後遺症がほとんどなく傷が小さい)、確実性(再発がほとんどない)、入院が不要で手術時間も短縮、費用が安価という理想的な手術法と考えます。

ボトックス注射療法
両ワキの有毛部全範囲に、一定単位のボトックスを注入する方法です。アサミ式注入法では注入ムラがなく、注射時間は両方で1分程度です。ボトックスは主にエクリン汗腺に付随する自律神経終末にはたらいて、汗を一定期間抑えます。汗の量を抑えることにより、汗の拡散を防いで結果的にわきがの臭いも抑える作用があります。効果には個人差がありますが、1〜3週後に効き出し、約3ヶ月から8ヶ月もの間制汗作用が持続します。







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